AWS Builder Labs (セルフペースラボ) の Introduction to Amazon ElastiCache をやってみた
AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは
AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは、AWS Skill Builder 内で提供されている AWS の学習コンテンツであり、以下の特徴があります。
- ハンズオン形式で実践的な学習ができる
- AWS のラボ環境が提供されるため、コストを気にせずに学習できる
- オンデマンドで利用可能なため、時間や場所を問わずに学習できる
注意点として、AWS Builder Labs の利用には、個人またはチームのサブスクリプション契約が必要となります。
詳細は公式サイトをご参照ください。
Introduction to Amazon ElastiCache とは
Introduction to Amazon ElastiCache とは、AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されているコースの1つです。
コースの概要は公式サイトより引用いたします。
概要
このガイドでは、Amazon ElastiCache について説明しています。このラボでは、Amazon ElastiCache Redis ノードを作成し、Amazon EC2 インスタンスからそのノードに接続してコマンドを実行します。その後、スタックを削除して、リソースをクリーンアップします。
目標
本ラボを修了すると、次のことができるようになります。
- Amazon ElastiCache クラスターを作成する。
- Amazon ElastiCache クラスターへのアクセス権限を付与する。
- Amazon ElastiCache クラスターに接続して、コマンドを実行する。
- Amazon ElastiCache クラスターを削除する。
本コースの所要時間は約1時間です。
日本語版のコースも提供されています、今回は日本語版コースをやってみました。
コースの流れは以下です。
- Amazon ElastiCache クラスターを作成する
- Amazon ElastiCache クラスターへのアクセス権限を付与する
- ElastiCache エンドポイントを取得する
- Amazon EC2 インスタンスを起動して ElastiCache クラスターにアクセスする
- EC2 インスタンスに接続する
- ElastiCache クラスターに接続する
- ElastiCache クラスターをテストする
- Amazon ElastiCache クラスターを削除する
やってみた
1. Amazon ElastiCache クラスターを作成する
ここでは ElastiCache クラスターを作成していきます。
ElastiCache のマネジメントコンソール画面から [Redis クラスターを作成] をクリックします。
ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、クラスターを作成しましょう。
ElastiCache クラスターのステータスが Available であることを確認できたら作成完了です。
2. Amazon ElastiCache クラスターへのアクセス権限を付与する
ここでは ElastiCache クラスターにアタッチされているデフォルトセキュリティグループのインバウンドルールを変更していきます。
ポート範囲 6379 のアクセス許可、およびデフォルトで設定されているルールの削除のうえ、ルールを保存しましょう。
3. ElastiCache エンドポイントを取得する
ここでは ElastiCache のプライマリエンドポイントを確認のうえ、値を控えておきます。
後ほど EC2 インスタンスから ElastiCache クラスターに接続する際に利用します。
4. Amazon EC2 インスタンスを起動して ElastiCache クラスターにアクセスする
ここでは ElastiCache クラスターにアクセスするために EC2 インスタンスを起動します。
ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、インスタンスを作成しましょう。
インスタンスの状態が「実行中」、ステータスチェックが「2/2 のチェックに合格しました」であることを確認できたら作成完了です。
5. EC2 インスタンスに接続する
ここでは先ほど起動した EC2 インスタンスに Session Manager にて接続していきます。
EC2 インスタンスに接続できました。
6. ElastiCache クラスターに接続する
ここでは必要なライブラリ等をインストールのうえ、ElastiCache に接続します。
まずは以下のコマンドを実行して gcc をインストールします。
sudo yum install -y gcc
次に以下のコマンドを実行して redis-cli をインストールします。
cd ~ wget http://download.redis.io/redis-stable.tar.gz tar xvzf redis-stable.tar.gz cd redis-stable make
インストールが完了したら、以下のコマンドを実行して ElastiCache クラスターに接続しましょう。
src/redis-cli -c -h <プライマリエンドポイント> -p 6379
7. ElastiCache クラスターをテストする
ここでは ElastiCache クラスターをテストするため、ラボの指示に従って redis-cli コマンドを実行していきます。
set a "hello" get a get b set b "Good-bye" EX 5 get b get b ※5秒経過後に実行 quit
8. Amazon ElastiCache クラスターを削除する
最後に ElastiCache クラスターを削除していきましょう。
ElastiCache クラスターを削除されたことを確認できました。
まとめ
実際に本コースをやってみて、初めて ElastiCache を触るという方には勉強になるコンテンツではないかと思いました。
ラボ側で詳細に手順を提示してくれるため、特につまずくことなく誰でもコースを完走することができるかと思います。
提示される手順と、実際のマネジメントコンソール画面にほとんど差異がないのが本当に良いですね。
今後も AWS Builder Labs のコンテンツを試してはブログ化していきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!